チェロケース、空を飛ぶ
2月の3週目、月曜日にショップを出てから水曜日まで、ドイツ国内を順調に移動しているトラッキング情報が表示されている。ショップの住所から(ここはgoogleで見ると、そのエリアにはその企業しかないのでは?と思うくらい、巨大な倉庫とオフィスがある)、空港のあるフランクフルトまでは、距離的には直線で200kmくらいだが、何回かトランジットが表示されているところを見ると、海外向けの拠点ごとに積み替えプロセスがあるのだろう。
発送から4日目、木曜朝のステータスで、フランクフルト国際空港から発送、となっていたので、早いのに驚いたり感心したりしていたのだが、これはデータ上の処理だけで、まだ実際飛行機に乗ったわけではないことを、後で知ることになる。ここから実際に荷物が届くまで3週間以上かかるなんてことは、このときは予想だにしていなかったのだ。
店頭に行ってみる
注文と同時にやろうと思っていたこと、それは現物の仕様の確認だ。今回のケースに関しては、国内で普通に扱っている商品ではないため、当然、購入前に現物を確認するということが出来ない。また、周囲にこのケースを使っている人もいない。信頼できるメーカーなので、激安品や中古、訳ありでない限り、クオリティの面で心配していることはないのだが、細かなパーツや内装など、古いケースとの仕様の差で、少し気になっている部分はある。
ドイツGEWAのサイトでpdfのカタログを見ると、これの上位モデルのケース2種類は、素材以外の仕様はほぼ同じで、国内でも入手できる。そこで、週末に街中へ出かけるついでに、大手楽器店の店頭で、これらのケースを参考に見てくることにした。最上位のケースは3kgを切っているだけあって、定価の8掛け+消費税でも軽く30万超え。安い楽器なら買えてしまいそうだ。
それらのケースを見て思ったことは、金具が小さくなったこと、リュックベルトのフィット感がよくなったこと。あとカギがなくなって、パドロックを通す穴だけになったこと。(同じシリーズでもヴァイオリンのケースにはナンバー式のロックがあるのに、なぜだ!)そして軽量ゆえに、取り回しがよくなりすぎて、思わぬところにぶつけたり、からっぽで立てたときの安定性など、今までとは違うところに、気を付けないといけないことがありそう。リュックベルトは万が一壊れた時のためにカラビナとワイヤー二重で補強してます、って説明があったけど、これは壊れる前提でないことを祈りたい。前のケースも、20年使っていて唯一壊れたのはカラビナだったからね。
日本製があったら
それにしても、このメーカーは最上位ランクのケースであっても、いわゆる高級感を演出するようなパーツやオプションがない。質実剛健というか・・・。高級「感」はいらないんだけど、細かい仕様などの要望は、チェリストが集まって考えればもっといろいろありそう。ここは日本人の出番じゃない?でももし日本のメーカーが本気出して作ったら、ものすごいハイスペックなケースが出来上がってしまって、結局高くて買えないかも。楽器はすぐに足がつくから、ケースだけ狙われたりするっていうのも困る。

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